ホワイトニング
歯が黄ばんでしまう原因
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飲食物の摂取や喫煙
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの色の濃い食品や飲料には、ポリフェノールが豊富に含まれています。これらのポリフェノールは唾液中のタンパク質と結合し、「ステイン」と呼ばれる着色汚れを形成してしまうのです。
一方、喫煙習慣も歯の色に大きな影響を与えます。タバコの煙に含まれるヤニは非常に粘着性が高く、歯の表面に強固に付着します。ヤニによる着色はステイン以上に頑固で、通常のブラッシングではなかなか取り除けません。 -
歯のみがき残し
適切な歯磨きができていないと、歯や歯茎に食べかすやプラーク(歯垢)が残ります。これらが時間とともに硬化し、歯石へと変化します。歯垢や歯石は黄ばみの原因となるだけでなく、虫歯や歯周病、口臭の原因にもなってしまいます。
特に歯と歯の間や歯茎の境目は汚れが溜まりやすい部位です。ブラッシングだけでは不十分な場合が多く、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、細かな汚れを取り除く必要があります。 -
年齢的な問題
加齢に伴い、歯の構造自体にも変化が生じます。歯の表面を覆うエナメル質は、年を重ねるごとに徐々に薄くなっていきます。その結果、内部の象牙質(黄褐色)が透けて見えやすくなり、歯が全体的に黄ばんだ印象になるのです。
さらに、象牙質自体も加齢とともに色が濃くなる傾向があります。 -
エナメル質の薄さ
生まれつきエナメル質が薄い方は、歯が黄ばんで見えやすい傾向にあります。エナメル質は歯の最外層にある硬い組織で、透明または半透明です。その下にある象牙質は黄色みを帯びており、エナメル質が薄いとその色が透けて見えてしまいます。
また、過度なブラッシングや研磨剤の強い歯磨き粉の使用、酸性度の高い飲食物の過剰摂取などにより、エナメル質が摩耗して薄くなることもあります。
ホワイトニングで
第一印象をアップ!
人間の第一印象は、会った瞬間の0.6秒で決まると言われています。そのうち55%が笑顔や顔、姿、表情などの「見た目」で決まるというデータがあります。
「笑顔は第一印象のアップ」には重要な要素といえるでしょう。白く輝く歯は、清潔で健康な印象を相手に与えます。
ホワイトニングは天然歯自体を白くする唯一方法です。皆様もホワイトニングで白い歯を手に入れて第一印象のアップをしてみませんか?
当院で取り扱う
ホワイトニング
オフィスホワイトニング
歯科医院だけで行うホワイトニングをオフィスホワイトニングと呼びます。
歯科専用の高濃度に作られたホワイトニング剤を使用し、歯に特殊なライトを当てることで、着色成分を分解してくれるのが特徴です。短期間で歯を白くしやすいため、直近でイベントを控えている方にもおすすめです。
- 治療期間
- 1日
- 回数
- 1回
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Meritメリット
- 資格を持つ歯科医師・歯科衛生士が施術を担当するので、ムラが少ない仕上がりになる。
- 1回の施術でも、ホワイトニング効果を得やすい。
- 必要に応じて歯のクリーニングと同時に対応できる。
- 処置時に何か異常を覚えた時も適切な処置ができる。
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Demeritデメリット
- ホームホワイトニングに比べ、患者様によっては料金を割高に感じる場合がある。
- 歯の白さを保つには、繰り返しの来院が必要になる。
- 薬剤を使用する際、痛みを感じたり、沁みたりする場合がある。
ホームホワイトニング
ご自宅でお気軽に歯を白くしたい方はホームホワイトニングがおすすめです。専用のマウスピースを用いて、少しずつ歯を白くしていくため、ホワイトニング効果が持続しやすく、歯の白さをキープできます。一方で1回あたりのマウスピースの装着時間を守らないと十分な効果は得られません。
- 治療期間
- 2~3週間程度
- 回数
- 2~3回
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Meritメリット
- ご自宅でできるのでライフスタイルに合わせやすい。
- ホワイトニングの効果が持続しやすい。
- オフィスホワイトニングに比べ治療費が安い。
- 色戻りがしにくい。
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Demeritデメリット
- オフィスホワイトニングに比べ、薬剤の濃度を抑えているため、効果が見られるまで時間がかかる。
- オフィスホワイトニングに比べ、一回の使用時間が長くなる。
- ホワイトニング期間中、歯に色移りしやすい飲食物に気を付けなくてはいけない。
ダブルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの良い部分を兼ね備えた施術です。具体的には「オフィスホワイトニング」の後に「ホームホワイトニング」を行っていきます。すると、短期間で歯を白くすることができて、その効果がより長持ちするようになります。
- 治療期間
- 2~3週間程度
- 回数
- 2~3回
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Meritメリット
- 色戻りがしにくく、ホワイトニングの白さが持続する。
- 短期間でも白さがアップする。
- 色ムラが少なく、より自然な白さを引き出せる。
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Demeritデメリット
- オフィスとホームホワイトニング両方の治療をする都合上、コストがかかる。
- オフィスとホームホワイトニング両方の治療をする都合上、痛みを感じる可能性が増す。
- ホワイトニング期間中、歯に色移りしやすい飲食物に気を付けなくてはならない。
ウォーキングブリーチ
神経のない歯(失活歯)の黄ばみには、ウォーキングブリーチと呼ばれる方法が有効です。失活歯は、通常のホワイトニングでは十分に白くなりません。そこで、歯の内側から薬剤を浸透させ、内部の変色を改善する必要があるのです。
- 治療期間
- 1日
- 回数
- 1回
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Meritメリット
- 歯の切削量を最小限に抑えられます
- 施術中の痛みがほとんどありません
- 被せ物と比較して費用を抑えられます
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Demeritデメリット
- 後戻りする可能性があります
- 白さの予測が難しい特性があります
- 稀に漂白剤の影響で痛みを感じる場合があります
- 保険適用外の治療のため、費用が全額患者様の自己負担となります
歯を白くしたら、
それをキープするために
せっかくホワイトニングで白い歯を手に入れても、日々の生活習慣次第では、すぐに着色が戻ってしまいます。
特に、色の濃い飲料(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)、酸性度の高い飲食物(柑橘類、炭酸飲料など)、ポリフェノールを多く含む食品(カレー、スパゲティなど)は、歯の着色に直結します。これらの摂取は、できるだけ控えめにしましょう。また、喫煙もホワイトニングの大敵なので、できるだけ禁煙を行うことをおすすめします。そして何より大切なのが、日々の丁寧な歯磨きです。歯間ブラシやデンタルフロスも併用して、隅々まで汚れを落とすことを心がけてください。
白く輝く歯は、第一印象を大きく左右します。健康的な生活習慣を身につけ、美しい歯を保ちましょう。