予防歯科
こんなときは予防歯科へ
- 歯の美しさを保ちたい
- 歯石を取り除きたい
- 着色汚れを落としたい
- 口臭が気になる
- 虫歯や歯周病を防ぎたい
- 効果的な歯磨きの方法を学びたい など
予防にはプロによる
定期的なケアが大切
歯周病やむし歯の原因はプラークです。このプラークは毎日歯磨きをしていてもこのプラークが溜まってむし歯や歯周病の原因になってしまうことがあります。
正しい歯磨きの仕方を歯科医師や歯科衛生士に習い、定期的に歯科医院で定期検診・クリーニングをすることで大幅にむし歯や歯周病になるリスクを抑えることができます。
むし歯や歯周病を予防するには歯科医院でプロによるクリーニングがとても大切です。
歯の予防は
健康寿命を延ばす第一歩
皆様は平均寿命と健康寿命という言葉をご存知でしょうか?
平均寿命は生まれてから、その人が何歳まで生きるのかの平均を指しています。
これに対して健康寿命は、厚生労働省の定義によれば、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを指します。
下のグラフは厚生労働省が発表した簡易生命表によると、
男性の平均寿命が79.55歳、健康寿命が70.42歳、
女性が平均寿命が86.30歳、健康寿命が73.62歳となっています。
男性は9.13年、女性は12.68年が日常生活に何かしらの制限があり不健康な期間となります。この不健康な期間を縮めることで、一生涯の健康な時間を増やすこのができ、なおかつ、健康であれば医療費の負担も減らすことができ節約にもつながるのです。
ここで皆様はどうして歯科医院と健康寿命になんの関係があるの?と思った人は少なくないと思います。
それは歯の病気はすなわち口腔疾患はお口だけの病気ではないということです。全身の様々な疾患と深く関わりがあることはご存じでしょうか?特に歯周病は心筋梗塞や糖尿病などの多くの全身疾患と深く関係しています。
歯周病を予防・治療をすることでお口の中だけでなく全身の健康にも役立つのです。お口の病気を予防することは健康寿命を延ばす第一歩です!皆様も悪くなってから歯医者に行くのでなく悪くならないように予防をして健康なお口と身体を手に入れましょう!
「8020運動」について
「8020運動」とは、「80歳になっても20本以上の歯を残そう」という目標を掲げ、歯と歯ぐきの健康を守る予防ケアの重要性を訴える国の健康キャンペーンです。健康で長生きするためには、歯の健康が欠かせません。しかし、日本における定期検診の受診率は、諸外国と比べて低いのが現状です。
8020運動を通じて、より多くの方に歯の大切さを認識していただき、健康寿命の延伸を目指します。
歯科医院での予防処置
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ブラッシング指導
正しい磨き方でブラッシング(歯みがき)ができていないと、何度治療を行ってもプラーク(歯石)が溜まってしまい、病気の再発を招きます。病気のリスクを軽減するため、患者様の歯並びや咬み合わせに合ったブラッシング方法をお伝えし、実践していただきます。
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スケーリング
プラーク(歯垢)は放っておくと歯石となり、ご自身でのブラッシングケアでは落とせなくなってしまいます。スケーリングでは「スケーラー」という専門器具を用いて、このプラークや歯石を徹底的に除去します。
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PMTC(プロフェッショナルクリーニング)
正しいブラッシングを徹底していても、どうしても磨き残しは出てしまうもの。PMTCでは、歯ブラシが届きにくい部分を専門の機器を用いてクリーニングします。クリーニングなので痛みもなく、プラークをキレイに除去するプロによるクリーニングです。
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フッ素塗布
フッ素塗布とは、むし歯予防法のひとつで、ミュータンス菌が出す酸に負けないように歯を強くするとともに、溶け出した歯の再石灰化を促します。特にお子様のむし歯予防に用いられる方法です。
ご自宅での予防処置
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歯みがき
当院では、歯科衛生士による専門的なブラッシング指導を行っております。患者様お一人おひとりの口内状態に合わせて、磨き残しの少ない磨き方をアドバイス。また、毛先が開いてしまった歯ブラシでは、汚れを効果的に落とすことができません。歯ブラシの選び方も重要なポイントです。
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デンタルグッズの使用
デンタルフロスは、歯間に挿入して使用する細い糸状のグッズです。歯間ブラシは、歯間の広さに合わせて選べる小さなブラシです。これらを効果的に使用することで、歯ブラシだけでは落としきれない細かな汚れを取り除くことができます。
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食事の見直し
食生活を見直して歯周病予防をしましょう。よく噛むことは唾液の分泌を促し、歯周組織への刺激にもなります。ダラダラ食いは避け、規則正しい食習慣を心がけましょう。また、カルシウムやビタミンCなど、歯に良い食品を積極的に摂ることも大切です。バランスの取れた食事で、歯周病を予防しましょう。
定期的な検診が
予防のポイント
歯周病は初期段階で自覚症状が乏しく、気づかないうちに重症化することがあります。定期的な歯科検診は、歯周病の予防と早期発見・治療に欠かせません。
当院では、患者様のリスクに合わせて適切な検診間隔をご提案し、歯周ポケットや歯の動きを詳しくチェックします。初期の歯周病は適切な処置で改善が期待できます。
お口の健康を守るために、忙しくても歯科検診を優先し、健康な歯と歯肉を保ちましょう。