口腔外科

親知らずの抜歯

親知らずとは第3大臼歯のことを言います。すなわち、前歯から数えて8番目に歯ある場合が親知らずです。イラストの番号が8番の部分が親知らずです。
親知らずは、生え方によっては放っておくと、痛くなったり、周りの歯肉が腫れたりする場合があります。歯肉に一部埋まっていてなかなか出てこない場合や横向きに生えてるときは腫れや痛みがひどくなり、悪化すると他の歯に悪影響を与えることがあります。そうなると抜歯しなくてはいけません。なかなか忙しくて歯科医院や大学病院に行くのが大変な方も多いかと思います。

当院では、CTスキャンを完備しておりますので、より安全になるべく痛くないように心掛けて抜歯を行なっております。親不知でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

親知らずを抜く必要がある
ケース

  • 親知らず周辺の歯肉が
    繰り返し腫れたり、痛いとき
  • 食べ物が挟まりやすく、親知らずの
    手前の歯がむし歯になりそうなとき
  • 親知らずが横に押して、
    歯並びに影響が出ていているとき
  • 親知らずのあたりが臭ったり
    膿が出るとき

親知らずの種類

  • 真っ直ぐ生えている
    親知らず

    親知らずが真っ直ぐ生えているタイプです。
    このタイプは真っ直ぐ生えていて咬み合わせに問題がなければ、抜歯しないケースが多いです。
    ただし、むし歯になっていたり、痛みがあったり、咬み合わせが悪かったりすると抜歯をおすすめします。

  • 斜めに生えている
    親知らず

    親知らずが斜めに生えて隣の歯にぶつかって圧迫してしまうタイプです。
    このタイプが最も多いです。このタイプはむし歯になりやすいだけでなく、隣の歯を圧迫し、咬み合わせや歯並びに影響が出る場合もあるので抜歯をおすすめします。

  • 水平埋伏の
    親知らず

    歯茎の中で完全に横に生えてしまうタイプです。
    この親知らずを水平埋伏智歯と言います。このタイプはほとんどが下顎のケースです。
    真横に生えているので抜歯の際は難易度が高く2~3つに砕いて分けて抜歯をします。

親知らず抜歯の痛み
について

親知らずの抜歯は、痛みを伴うイメージがあるかもしれません。しかし、実際の治療中は、伝達麻酔により、痛みを感じることはほとんどありません。伝達麻酔は、脳と下顎の間の神経を麻痺させるため、浸潤麻酔よりも効果が高いのです。

ただし、抜歯後は痛みや腫れが出ることがあります。そのような場合も処方された鎮痛剤を服用することで、コントロール可能な程度に抑えられるのが一般的です。しかし、腫れ自体は鎮痛剤では抑えられないため、抜歯後3日程度は予定を控えておくようにしましょう。

歯ぎしり・食いしばり

歯や周辺の骨などは噛む力が持続的に加わったほうがダメージが蓄積しやすい傾向にあります。つまり、歯ぎしりや食いしばりを日常的に行っている方は、長い目で見ると、歯がすり減ったり、欠けたり歯の寿命が短くなってしまうのです。
また、歯ぎしり・食いしばりの影響で、むし歯・歯周病・肩こり・頭痛、さらには顎関節症の発症につながることもありますので、自覚症状があればぜひご相談ください。

歯ぎしり・食いしばりの種類

  • グライディング

    グラインディングは、歯を噛みしめた状態で、ギリギリとこすり合わせる動作を指します。いわゆる「歯ぎしり」と呼ばれるタイプで、特有の音が発生するのが特徴です。グラインディングを長期間続けていると、歯の表面が削れて平らになってしまいます。この状態を「歯の摩耗」と呼びます。歯の摩耗が進行すると、噛み合わせが狂ってしまうこともあるのです。

  • クレンチング

    クレンチングは、歯を強く噛みしめた状態を長時間維持する習癖のことを指します。グラインディングとは異なり、音があまり出ないのが特徴です。そのため、周囲の人に気づかれにくく、自覚も乏しい場合が多いのです。
    しかし、クレンチングは歯に大きな負担をかけます。強い力が長時間加わり続けることで、歯が折れたり、割れたりするリスクが高まるのです。

  • タッピング

    タッピングは、歯をカチカチと連打するような動作を指します。上下の歯を軽くぶつけ合わせるため、独特の音が発生します。
    タッピングは、グラインディングやクレンチングほど歯に強い力がかかるわけではありません。しかし、長期間続くと、歯の表面が徐々に削れていくことがあります。

顎関節症

顎関節症は「関節」や「筋肉」、もしくはその両方に不調が生じた場合に発症します。
具体的な症状としては、「口を開けると音が鳴る」「朝起きると顎が痛む」などです。
不調の生じる原因は多種多様なので、丁寧に検査・診断を行っていく必要があります。

顎関節症の治療方法

  • マウスピースの装着

    当院では顎関節症の治療には、オーダーメイドのマウスピースで対応しています。就寝ときにマウスピースを装着することで、バランス良く噛む力が分散するため、関節の構造が安定してくるのです。

  • 生活指導

    顎関節症は、顎の関節に痛みや違和感が生じる疾患です。その原因の一つに、日常的な生活習慣が挙げられます。
    例えば、頬杖をつく癖や、猫背の姿勢などです。
    顎関節症の治療では、生活習慣の改善が重要なポイントとなります。当院では、患者様一人ひとりの生活スタイルをお伺いし、顎関節症の原因となりうる習慣を特定。
    そして、その習慣を改善するためのアドバイスを提供いたします。

口腔内粘膜疾患

「口腔内粘膜疾患」は、口内炎のように、お口の中の粘膜に発生する「できもの」のことを指します。
水疱やびらん、潰瘍、腫瘤など、様々なタイプがありますが、患者様ご自身で判断できるケースは少なく、専門的な知識が必要です。また放置していると、大きな病気に発展する可能性もあります。そのため、口の中に気になるできものができたら、早めに歯科医院で検査を受けるようにしましょう。

こんなときは
口腔内粘膜疾患の可能性が

  • 口内炎が頻繁に再発する
  • 食事や歯磨き中に口の中がヒリヒリと痛む
  • 体調不良時に唇や口の中に発疹ができる
  • 口の中に白い線や斑点がある
  • 口の中の粘膜が赤くただれ、刺激に敏感になっている
  • 舌、頬の内側、上顎などに白いものが付着し、こすると取れる
  • 口の中に水ぶくれができ、すぐに破れて痛みを伴う
  • 口の中に白いざらつきがあり、取れない

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